津久野キリスト恵み教会

ふくいん70号 -2020.12-

お金か愛車か

もしあなたの乗っていた自動車が壊れてしまい、それを修理するためには新車を買うよりも高い修理代がかかるとしたら、あなたはどうしますか。私なら、その自動車はあきらめて廃車にし、新しいものを買うことを検討すると思います。しかし、中には、その車に愛着があるが故に、大変な費用をかけてでも修理する人もいるかもしれません。

あわれみ深い神

さて、私やあなたが感謝しなければならないのは、この世界を造られ、人間をも造ってくださった神は大変あわれみ深い方であられるということです。神は、本来なら見捨てられるべき私たち人間を惜しんでくださり、大変な犠牲を払ってでもご自身に立ち返らせたいと願ってくださった御方だからです。

道を踏み外した人間

そうです。私も以前はそうでしたし、あなたも、壊れて役に立たなくなった自動車と同じなのです。なぜなら、神が最初に人間を造ってくださった時の目的と、あなたの生き方はあまりにもかけ離れており、完全に道を踏み外しているからです。

神はもともと、人間を愛の対象としてお造りになりました。そして、人間は神の愛と恵みを喜び、神を礼拝するべき者として造られたのです。ところが、今では多くの人は神を完全に無視して生きています。また、自分に都合の良い神々を多く作り出し、木や石でできた偽物に過ぎない偶像を拝んでいます。さらに、神がしてはならないと言われる罪を数多く犯しています。嘘をつき、人と争い、心の中で人を憎み、悪口や陰口を平気で言い、不道徳を不道徳とも思っていません。神はそのようなことを行わせるために人間を造られたのではないのです。

「わたしは生きている―神である主のことば―。わたしは決して悪しき者の死を喜ばない。悪しき者がその道から立ち返り、生きることを喜ぶ。」(エゼキエル書 33章11節)

神のさばき

その結果、神は正しい方ですから、人間の罪をおさばきにならなければいけなくなりました。あなたは、今のまま死を迎えたら、罪の罰を受けるために火の燃える永遠の地獄に投げ込まれなければなりません。

「というのは、不義によって真理を阻んでいる人々のあらゆる不敬虔と不義に対して、神の怒りが天から啓示されているからです。」 (ローマ人への手紙1章18節)

「御子を信じる者は永遠のいのちを持っているが、御子に聞き従わない者はいのちを見ることがなく、神の怒りがその上にとどまる。」(ヨハネの福音書3章36節)

「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(へブル人への手紙 9章27節)

ですから、ぜひ神を恐れてください。そして、神に立ち返り、地獄から救われて天国に行くことを求めていただきたいのです。

神による救い

では、私たちはどうすれば良いのでしょうか。最初に言いましたように、まことの神は、実にあわれみ深い御方です。神に背いて生きてきた私やあなたをお見捨てにならず、あなたの罪を赦し、あなたを地獄ではなくて天国に迎え入れるために、神の側でとてつもない代価を支払ってくださったのです。

神はご自身の大切なひとり子、イエス・キリストを地上に遣わしてくださいました。イエス・キリストは、御子なる神が人となられた御方です。そして、キリストはあなたの罪を背負い、あなたが受けるはずだった罪の刑罰を全て身代わりに受けるために、十字架につけられて死んでくださいました。あなたを救うために、神は永遠の昔から天で共に生きてこられた最愛の御子を、あなたの身代わりとしてくださったのです!

キリストは死んだ後、墓に葬られましたが、三日目によみがえられました。その後、天に帰って行かれ、今も生きておられる救い主、まことの神です。あなたが自分の罪を認め、イエス・キリストを信じ受け入れるなら、全ての罪が赦され、天国に入ることができるのです。なぜなら、あなたが受けるべき神の怒りを、キリストが全て受け、終わらせてくださったからです。

どうか、神のあわれみを、神が払われた犠牲を無駄にしないでください。キリストを受け入れないままで死んだなら、あなたは恐ろしい地獄に行くのです。どうか、イエス・キリストを受け入れて罪の赦しを受け、神のおられる天国に迎えられる方になってください。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネの福音書3章16節)