トナカイ
サンタクロースがよくトナカイが引くそりにのって空を飛んでいるような絵をこの時期に見かけますが、なぜトナカイのそりなのかご存知でしょうか。
17世紀頃当時キエフ公国が支配する現ロシアのシベリアに住んでいたトナカイ族にその起原があります。トナカイ族にはシャーマン(魔術師、霊媒師)がいてトナカイ族の神話にしたがって彼らの言う人間の住む世界と精霊の住む世界を交信する役割を担っていました。特に真冬になると彼らは年中行事の「再生」の祭りの儀式をする際にシャーマンは幻覚きのこを食べ恍惚状態になり式を執り行いました。その中で彼らの言う上界に行く時には鳥の霊によって、下界には魚の霊によって行きました。そのような迷信の中でトナカイは超能力を用いてシャーマンのボディガードの役割を果たしたのだそうです。
また、トナカイ族が冬を越すための簡易な掘立て小屋には煙突がありましたが、小屋が雪に埋もれてしまうような真冬はその煙突の穴が家の出入り口になったのだそうです。シャーマンは霊媒としてそこから出入りしていました。
その彼らのところに聖ニコライ(サンタクロース)の伝説がギリシヤ正教会の宣教師達によって届けられ、彼らをキリスト教化するために彼らの慣習をサンタクロース伝説と融合させた結果、現代私たちが見るようなサンタクロースとトナカイの原型が出来上がったというわけです。
このように現代の多くの人たちが持っているサンタのイメージ───煙突からプレゼントを持って家の中に入ってきたり、煙突から出てトナカイの引くそりにのって空を飛んだり───といったものは全て迷信から出たものです。


