リースの由来

リースの歴史はずいぶんと古いようで、古代ギリシャでのマラソン発祥とともにあるのだそうです。マラソンの勝者には月桂樹の葉の冠が与えられました。後にシーザーは、戦いの勝者にもやはり月桂樹の葉を与え軍人を称えました。これがリースの始まりと言われています。又、その後キリスト教の広まりとともに、キリストの復活の”再生”を表すサークルとして教会の祭壇に置かれるようになったようです。
キリスト教国のクリスマスに飾られるリースの基本は、常緑樹のモミの木や松、月桂樹で緑の輪を作り、柊木の赤い実やベル、赤いリボン、マツボックリを付けたもので、常緑樹は永遠のいのちのシンボル。赤色は太陽の炎と生命力を、緑色は農作物の生長を意味し、柊木のとげやベルの音は魔よけ、松・マツボックリは豊穣多産の象徴なのだそうです。
クリスマスリースにはこのような意味があるようですが、いずれも西洋の異教の習慣に始まったものばかりですし、キリスト信者の信仰の土台である聖書には以上に記したような事柄を裏付ける根拠やそれをするようにと示された聖句はありません。本当のクリスチャンなら魔よけなどは求めませんし、このようなものは飾りません。


