クリスマスは12月25日?
クリスマスは、もちろんキリストのご誕生をお祝いする日ですが、12月にクリスマスを祝わない国や地域があることをご存知でしょうか。日本も欧米のほとんどの諸国と同じように12月25日にクリスマスを祝います。しかし、たとえばロシアなどは1月7日にクリスマスを祝います。 実は、12月25日は、イエス・キリストの誕生日ではありません。キリストの誕生についての記述は聖書にはないのです。
この時期は、もともとローマ人にとって農耕暦上での壮大な祭(12月21日~31日)にあたる日でした。古代ローマでは農業神サターンの祭が12月21日~31日、あるいは17日~24日、または1月1日で行われました。この期間のうち特に12月25日は、衰えゆく太陽がふたたびよみがえる冬至の祭の日で、また太陽神が生まれた日とされていました。このような異教の習慣を「義の太陽」であるイエス・キリストの誕生と結びつけて、この日を降誕日として祝うようになったと言われています。


