ふくいん新聞(2015冬号)―「本物と偽物」

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偽物は役に立たない

 「だれが、いったい、何の役にも立たない神を造り、偶像を鋳たのだろうか。見よ。その信徒たちはみな、恥を見る。それを細工した者が人間にすぎないからだ。」-聖書-

 この世の中には、本物と呼ばれる物と偽物と呼ばれる物があります。外国に住む知人が日本に来たときのことです。彼女は、日本で電化製品や日本の産物を、母国に住む家族におみやげとして買って帰ろうとしたときのことです。私は彼女と一緒に米ドル札を日本円に両替するために銀行に行きました。ところが行員がしばらくして申し訳なさそうな表情をうかべながら戻ってきました。実は、彼女が両替を頼んだ米ドル札は偽札だったのです。私は、その時の彼女のがく然とした表情を忘れることが出来ません。彼女は、後生大事に、ただの紙切れを今の今まで大金だと思い込んで、わざわざ大事にふところにしまいこんで母国から持ってきたのです。このように偽札は彼女の必要のときに、全く役に立たなかったのです。

偽物は、本物があって初めて存在する

 皆さんは、偽札がなぜこの世に存在するのか考えたことがおありでしょうか。それはどんなものでも買える貨幣価値のある本物の札があるからです。当たり前のことですが、偽物が存在するためには価値がある本物の存在が前提となるのです。皆さんは世界でもっとも流通している偽札は米ドルであることをご存知だと思います。それは、世界のどこにいっても通用するからです。財政危機に瀕している国の偽札など誰も作りたいと思わないでしょう。多くの時間と労力を費やしても得られるものがないからです。私は今、神様のご存在について皆さんに考えていただきたいのです。

 「天を創造した方、すなわち神、地を形造り、これを仕上げた方、すなわちこれを堅く立てられた方、これを形のないものに創造せず、人の住みかに、これを形造られた方、まことに、この主がこう仰せられる。『わたしが主である。ほかにはいない。』」-聖書-

 私たちは、自分の体の仕組みや天体の運行の法則を見るときに、天と地の創造主であられるまことの神様がご存在される事を知ることが出来ます。
 では、人間は自分たちを創ってくださったまことの神様をあがめて礼拝しているでしょうか。聖書が次のように人間の姿を明らかにしています。

 「彼らは、神を知っていながら、その神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その無知な心は暗くなったからです。彼らは、自分では知者であると言いながら、愚かな者となり、不滅の神の御栄えを、滅ぶべき人間や、鳥、獣、はうもののかたちに似た物と代えてしまいました。」-聖書-

偽物は人をあざむく

 この世界に神々と呼ばれる物が、実に多くあります。あるものは蛇のかたちをしており、あるものは狐などの獣のかたちをしており、あるものは死んだ人間を祀り上げて神だの仏だのと言っています。しかし、それはすべて人間によって作られた作り物、つまり偽物なのです。
 もう一度、偽札について考えていただけませんか。偽札が何のために作られたかを考えてください。それは人を欺いて利益を得るためです。米ドル札であれ、日本の1万円札であれ、それを不正に作る者は、自分の利得のために、不正を行っているのです。この例は、人間がなぜ、偽物の神々を作り出したのか、その理由を説明してはいないでしょうか。
 人間は神様の憎む罪を行っているのです。私たちは、自分の人生を自分の所有として、自分の思うままに生きていきたいのです。それが罪の人生なので、聖よくまた正しい神様がいてもらっては困るのです。しかし、同時に神様にいてもらわないと、人間の力を超えた問題が起こる時に心細いので、偽物を作り出してしまったのです。
 聖書は次のように宣言しています。

 「不義をもって真理をはばんでいる人々のあらゆる不敬虔と不正に対して、神の怒りが天から啓示されている」-聖書-

 まことの神様は生きておられます。あなたの罪を憎んでおられ、あなたが死ぬときにその罪に対するさばきが執行されるのです。その時に、偽の神々はあなたを救うことは出来ません。宗教は何の役にも立たないのです。聖書には次のようにあります。

 「偶像を細工する者どもはみな、恥を見、みな共に、はずかしめを受け、恥の中に去る。」-聖書-

 天地創造の主である神様の怒りを受けるとはどれほど恐ろしいことでしょうか。それは燃え続ける火の池、つまり地獄です。
 まことの神様だけがあなたを救うことが出来るのです。

 「わたしのほかに神はいない。正義の神、救い主、わたしをおいてほかにはいない。地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神である。ほかにはいない。」-聖書-

と神様はあなたに語りかけてくださっています。

本物の救い

 「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。」-聖書-

 神様は、あなたを愛しておられるがゆえに、あなたがそのまま地獄に落ちていくのを見過ごすことが出来ないのです。それで神様は、ご自分の愛する御子をこの世に遣わしてくださいました。それがイエス・キリストです。イエス・キリストは今から二千年ほど前に、この世界に来てくださり、すべての人間のあらゆる罪を背負って十字架において死んでくださったのです。また神様は、イエス・キリストを歴史上の事実として、死後3日目によみがえらせ、このことによってキリストを信じるすべての者に永遠の命が与えられることを証明してくださいました。

 あなたも、偶像をすべて捨て去って、あなたを造ってくださり、あなたにいのちを与えてくださったまことの神様に立ち返ってください。イエス・キリストこそが、唯一の救い主なのです。どうかこの方を信じ受け入れて、天国に行く方となってくださいますように。

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